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2023.09.24 Sunday
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2018.06.17 Sunday
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#DX3 のシナリオ導入に関して
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私は SW2 と DX3 を頻繁にやるが、SW2 に比較して DX3 はシナリオを書いて回すのがやけに難しい。SW2 は PC が冒険者という職業についている。職業として (過大 / 過小でない) 依頼を受けないのはおかしな話なので、大体が依頼を受けて参加してくれる。しかし、DX3 はそうでもないことがしばしばある。その辺を回避するためのお作法とかがあると楽だなぁ、と思うのである。
GM 向けツールを作るために考える。たぶん DX3 じゃなくても使えるかもしれない。
なお、公式のシナリオ作成ガイドは以下にいい感じのがある。
- 基本2巻 p.224〜229 シナリオの作成法
- パブリックエネミー p.110〜131 ボスキャラクターテンプレート
- エフェクトアーカイブ p.143〜145 シナリオ作成ガイド
シナリオに必要なもの
ダブルクロスのシナリオを作成を考えた時、難しい点は以下の3つだと考えた。
- PC がシナリオに関わる動機がない
- 敵のデータがうまく用意できない
- オシャレなトレーラーとタイトルが用意できない
2つの動機を作る
シナリオは何らかの事件やミッションを中心に回る。PC がそれに関わるに際して、2種類の動機が欲しい。
- その事件に関わることになる動機
- その事件に関わり続ける動機
その事件に関わることになる動機の案
ハンドアウトやオープニングで提示される動機。
一般人枠の場合
PC がイリーガルだったり一般人だったりする場合に事件に入る動機。恐らく一番難しい。できれば事件なんかに関わりたくない立場のはずだからだ。なお、ヒロインは美少女である必要はない。
- 事故に巻き込まれ死んだはずのキミはなぜか生きていた。そして謎の超能力を身に着けていた
- キミの友人がどうも FH と関わっているようだ。友人としてキミは事態が悪化する前に友人を止めなければならない
- キミは友人に誘われて肝試しに来ている。そして、お化けはいた。問題はその正体が FH に廃棄された実験兵器だったことだ
- FH のエージェントがキミのクラスメイトを狙っている。キミは最も身近な人としてクラスメイトを守るように UGN から要請を受けた
- キミは (今回のヒロイン) に唐突に助けを求められた。とりあえず、家に連れ込み UGN と連絡をとることにした
- キミは (よくわからない誰か) に何かを託された。どうも (何らかの事情) のため、キミはそれを手放せないようだ
- キミは (権威ある立場) から仕事を依頼された。(何かの弱みやポリシー) の関係でそれを受けない選択肢はなかった
チルドレンやエージェント枠の場合
一般人枠に比較すれば事件に関わらせやすい。仕事だから。
- キミは指示を受けて (今回の敵) を追っている。奴は (特定の目的) のために動いているようである。止めなければならない
- キミは指示を受けて (今回の敵) を追っている。奴は裏切者であり、早く処置しなければよりよくない事態を引き起こすだろう
- キミの任地に (今回の敵) がやってきた。奴とは因縁がある。あれは確か (適当な時間) 程前のことだった……
- キミは (PC1 とかヒロインとか) を確保する指示を受けた。しかし、FH もターゲットを追っているようだ。先を越されるわけにはいかない
- (PC1) はキミの疫病神だ。また面倒ごとを拾ってきたようだ。UGN の先輩としてキミは (PC1) の面倒を見なければならない
- キミが潜伏している (学校なり会社なり) に怪しげな人がいる。嫌な予感がする。調査をしておこう
- キミが一般人だったころの友人が急に連絡を取ってきた。急いでいるようだが、何があったのだろうか
- キミの (同僚 / 教官) から嫌な噂を聞いた。気になったキミは独自にそれを調べ始めた
- キミの同僚が助けを求めてきた。優秀なあいつが助けを求めてくるなんてただごとではないだろう
支部長枠の場合
そんなに考えなくてもいい。責任者だから。考えるのはお前だ。
- UGN 日本支部長 霧谷雄吾から電話がかかってきた。また胃の痛くなるような任務の依頼だろう。
- (今回の敵) が支部に入ってきたという報告を受けた。何が目的かは知らないが、ろくなことにはならないだろう。そうなる前に片づけてしまいたい
- 先日、強敵を倒した。だが、その残党がまだ残っているという情報をキャッチした。今度こそは逃すわけにはいかない
- 隣の支部が壊滅したらしい。これに対する備えが必要だ。二の舞になるわけにはいかない
- 自分の支部にスパイがいるようだ。あぶりだして捕らえなければならないだろう
その事件に関わり続ける動機の案
事件が起こった後、「じゃあ、ボスをすぐに殴りに行って終わりだね。さぁ、やろうぜ」「いやいや、事件に関わるなんて危なすぎる、逃げようぜ」にならない理由。前者にならない理由を障害、前者を目的とここでは呼ぶ。
障害の案
オープニングやミドル最初のシーンで発覚する。ミドルフェーズの情報収集とトリガーシーンで解決される問題。
- 敵がどこにいるのか分からない。見つけ出して倒さなければならない。どんな方法で隠れているのだろう?
- 敵が誰なのか分からない。別の顔をもって潜伏しているようなのだが、一体どこだ?近くのはずなのだが。
- 敵は誰かを洗脳している。敵を倒せば洗脳されている人が自害したりより大きな悲劇を起こすだろう。洗脳の解除が先だ
- 敵が人質をとっている。なんとかして人質を救出しなければ攻勢にでることは不可能だ
- 敵の護衛が多すぎる。正面からの突破は無理だ。おびき出したりすることはできないだろうか
- 敵が不自然に強すぎる。強さに何か理由があるのだと思われる。その理由を解消しない限り勝ち目はない
- 敵を何度倒しても蘇ってくる。この謎を解き明かさねば披露したところで我々は全滅するしかないだろう
- 敵がこちらの動きをすべて読んでいるように見える。スパイがいるのだろう。まずはスパイを捕まえなければならない
目的の案
いわゆる PC1 が話に参加する理由の裏返しであることが多いと思われる。
- 敵は (今回のヒロイン) を手中に収めた。これを救出しなければならない
- 託されたアイテムやヒロインを守り切らなければより恐るべき事態となる。
幸い、(制限時間まで守り切れば問題ない/アイテムやヒロインのことを知っているのは今回の敵のみ)のようだ - 敵を処理しなければいつまでも追われ続ける身となる。地の果てまで追ってくる猟犬から逃れるにはそれを倒すしかない
- 敵の目的が達成されれば (学校/町/地方/国/世界) が大変なことになる
2種類の動機を使ってシナリオを組み立てる
シナリオのオープニングからミドル最初のシーンは「その事件に関わることになる動機」を用い、セッションの導入を行う。
オープニングからミドル最初のシーンの中で障害と目的が徐々に明らかになり、各 PC が合流することで考え始める材料がそろう。そろった所で情報収集フェーズに入る。情報収集フェーズでは目的 (ボスを倒さなかった場合どんなことになるのか) が明らかになり、障害を排除する手段が手に入る。この過程でミドルのトリガーイベントとして敵の妨害が入ることによるミドル戦闘が入ったり、敵の計画が徐々に進んでいく様子が描写される。
障害を除く手段がそろった頃には敵の計画も大詰めになり、クライマックスのボス戦闘となる。
割と当たり前のことばかり書いている気もするが、なんかうまく書けないとおもったら立ち返ったりネタ帳代わりに使えるかもしれない。気が向いたら敵データの用意の仕方とかも書いてみる。
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2023.09.24 Sunday
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